今日はめちゃくちゃ楽しかった、屋久島での離島応援ナースについて書いていきます。
コロナで留学が延期になり、短期のお仕事を探していたとき、もともと興味のあった僻地医療・離島での応援ナースをすることに決めました。都会の大きな市民病院で育ったので、僻地での医療についても学びたいと思ったのと、ただただ田舎暮らしにも興味がありました。
離島ナースや応援ナースの紹介に強いナースパワー人材センターに相談し、いくつかの病院を紹介していただきました。
いろんな病院がありましたが、ほとんどが療養型の病院で、救急を受け入れる病院は少ししかありませんでした。もともと救急病棟にいたこともあり、島で唯一の病院で、急性期も扱う屋久島の病院を選びました。
140床ぐらいの病院で、配属されたのは、療養型の患者と急性期の患者が混じったような病棟でした。
基本的な看護師業務は都会の病院と変わりありませんが、島で出来ない治療(外科手術やカテ治療)が必要な患者は鹿児島への患者搬送に付き添ったりすることもありました。手術は島で行うこともありますが、外科医は常駐していないので、決まった手術日に行うことが多かったです。
輸血がその日に届かなかったり、搬送が必要でも天候が悪く船やヘリが出なかったり。島の医療の難しさも知ることが出来ました。
でも、小さいコミュニティだからこその、患者や家族同士の繋がりを強く感じる場面もたくさんありました。
屋久島にはいくつかの集落があって、同じ集落同士の方が院内でも声を掛け合ったりお手伝いしあったり、輸血が届かないときの生血輸血で協力している方もいました。
生血とは、赤十字社の輸血ではなく、協力者が病院にきて院内採血をして、それを患者に投与する方法です。紛争地などでの緊急生血は聞いたことがありましたが、大きな市民病院で育った私にとって、日本でもこの生血制度があることは衝撃的でした。
半年間働きましたが、職場のみなさん本当に親切で、わからないことは何でも教えてくれました。
土地柄なのか、患者さんも穏やかな方が多かったです。
同じように応援で来られた看護師や医師も多く、いろんな経験をしてきた方と出会いました。海外で看護師をしていたり、いろんな場所に旅をしてきた人がいたり、自分とは違う経験をしてきたみんなと話をするだけでおもしろかったです。
もともと自然が大好きでしたが、屋久島にきてからは更に大好きになり、このまま移住してしまいたいぐらい、本当に毎日がストレスフリーでした。私は車の免許がなかったですが、休みの日にはいつも仲良くなった職場の方たちがいろんなところに連れて行ってくれました。
休日にはいろんな山とか森に連れてってもらい、夏は海や川で泳いだり、温泉に行ったり。毎日が充実でした。
車がないとどこにも行けない島なので、こんなにもたくさんの思い出が出来たのはとにかく島のみんなのおかげです。
良い意味でリゾート感のない、自然がそのまま残っている屋久島が私は本当に大好きなので、また島暮らしについての記事も書いていきたいです☻ 今日は写真だけ!
最後に、お世話になっているナースパワー人材センターさんの紹介をしておきます。
他にもたくさん、看護師の紹介会社はあるみたいですが、一番離島ナースや応援ナースに強いのがナースパワーさんです。
ここの良いところは、紹介する病院がすごく多いことと、担当制ですごく密にコミュニケーションをとって相談に乗ってくれることです。一つの病院を紹介したら終わりじゃなくて、働きだしてからもフォローしてくれます。契約終了後の延長や、次の病院紹介など、ずーっと一人の担当さんが連絡をとりながらお世話してくれます。
担当制だと、私がどんな経験をしてきて、どんな病院を希望するか、常に把握してくれているので安心でした。屋久島での契約が終わったときも、ナースパワーさんが希望に合う病院を探してくれたおかげで今の職場で働けています。
赴任手当が出る紹介先がほとんどなので、引っ越しにお金がかからないこともメリットです。
また、短期のお仕事を探すときはお願いする予定です☻

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
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