小川真吾著「ぼくらのアフリカに戦争がなくならないのはなぜ?」
過去に読んだ本の紹介です。

認定NPO法人テラ・ルネッサンスの理事長である小川真吾さんが書かれた本です。
タイトル通り、なぜアフリカで戦争がなくならないのか、すごく分かりやすく書かれています。
すごく大きなテーマで、根が深く、複雑で難しい問題です。
でも本の中で、アフリカの歴史の話や資源の話、先進国の利害関係の話などを通して本当に分かりやすく書かれているため、あっという間に読み進めることが出来ました。
本の中ではたくさんの恐ろしい現実が書かれていて絶望もしますが、最後にはアフリカの平和のために私たちに出来ることが紹介されています。
この本を読むと、自分自身が日頃行っている行動が、間接的にでもアフリカの戦争に繋がっている可能性があると分かります。最後には自分たちに出来る小さなことの積み重ねが、地道ではありますが戦争をなくすことに繋がるという希望も持てました。
認定NPO法人 テラ・ルネッサンス
小川さんが理事長を務めるテラ・ルネッサンスは、「すべての生命が安心して生活できる社会(世界平和)の実現」を目的として活動されています。(参考:https://www.terra-r.jp/about.html)
素晴らしい活動をされていて、今私が興味を持っているNGOの一つです。たくさんの人にホームページをみて知ってほしいと思いました。
アフリカの子ども兵の問題
この本の中でも取り上げられている問題の一つに、子ども兵の問題があります。
誘拐され、小型武器を持たされて、時には善悪をわからなくするために麻薬漬けにされ、洗脳され、兵士として戦わされる子どもたちがいます。人間の心を殺すため最初の任務として家族の腕を切断するよう強制される場合もあるそうです(恐ろしすぎて考えたくもありません・・・。)
数年前まで私も知らなかった問題ですが、知ったときは本当に、ものすごくショックでした。
アフリカのウガンダで活動しながらYouTube等で発信されている原寛太さんが子ども兵の問題について分かりやすく紹介されています。後半ではそれに対するテラ・ルネッサンスの活動についても触れられています。
私が原さんの動画を勉強する一つのツールにしているので、よく登場しますが、本当にめちゃくちゃ分かりやすいので心からお勧めしたくて載せています。
兵士というと加害者側にとらえられてしまいがちですが、それぞれに歴史や情勢・背景があります。 私ももっと勉強していきたい分野です。
関連記事
コメント
[…] […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]