映画月間で、世界の問題を知るために国際問題を扱う10個の映画をみたので紹介しています。
前回はそのうちバグダッドスキャンダル、僕たちは世界を変えることは出来ない、ブラッドダイヤモンドの三つの映画を紹介しました。
今日は前回の続きで、3つの映画について書きます。
〇バグダッドスキャンダル
〇僕たちは世界を変えることは出来ない “But, We wanna build a school in Cambodia”
〇ブラッドダイヤモンド
〇ホテルルワンダ
〇ルワンダの涙
〇風に立つライオン
〇オマールの壁
〇それでも夜は明ける
〇かえってきたヒトラー
〇ライフ・イズ・ビューティフル
ホテル・ルワンダ
1994年に起きたルワンダで起きた、たった100日間の間で50-100万人(はっきりした数は分からないそうです)が殺された大虐殺について学べる映画です。
1994年、過激派のフツ族の手によって、ルワンダで少数派であるツチ族と穏健派のフツ族が殺害されました。映画では当時の悲惨な歴史が生なましく描かれていて、みてるのがめちゃくちゃ辛い映画でした。外国人だけがバスに乗り、ホテルに現地の人々が取り残されるシーンでは、不条理さに涙が止まりません。自己の利益ばかり考えたり、アフリカを見下す欧米諸国にうんざりしたし、虐殺シーンや死体の山が映るシーンでは、なぜこんなに惨いことが出来るのか、同じ人間であることが怖くなります。支配人のポールが、ルワンダが世界から見放されている現実に直面する苦悩が伝わります。ツチ人とフツ人についても調べましたが、見た目も変わらない、歴史が作り上げた差別の洗脳が本当に怖いです。
この虐殺を止めなかった国際社会は、絶対に同じことを繰り返してはいけないと思うけど、今のミャンマーで起こっていることを見ても何も変わっていないのかなと思ってしまいます、、
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ルワンダの涙
もうひとつ、ルワンダ虐殺に関する映画です。この映画はジェノサイド(虐殺)で生き残った方たちが制作に関わっているのでより現実に忠実で、その分本当にみてるのがつらいです。
公式の予告編が見つからず、著作権の関係でのせられませんが、youtubeで検索すると出てきます。
言葉に表せない恐怖と衝撃の連続でした。国際社会がルワンダジェノサイドを防げなかった現実も伝わる映画です。国連がいたのにも関わらず、わざわざ去ってしまったのはあまりにも残酷。国連軍がいなくなれば民兵が襲ってみんな殺されることを分かっていて去らなければいけなかったのは本当に不条理だし、残されて見送る人たちの気持ちは想像するにたえません。
学校での避難生活のなかでも、人々の明るい笑顔や、赤ちゃんが生まれたときの希望が映されていたシーンは心に響いたが、そんな希望すらもすぐに打ちのめされてしまいます。
虐殺に加担した登場人物が、虐殺が始まる前に「ツチ人に殺される」と言った言葉が印象的でした。加害者が悪いと一言で言ってしまうのほど簡単じゃなくて、このジェノサイドが起こった背景にはベルギーがツチ人を優遇した分断統治が背景にあって、複雑で闇が深いです。
これもTSUTAYA DISCASの宅配レンタルでみれました。
風に立つライオン
ケニアで国際医療活動をおこなっていた実在の医師をモデルに作られた作品です。大沢たかおさんが、さだまさしさんの曲にほれこんで映画作成を熱望してできたそうです。
開始10分ぐらいの、子供たちが手をつないで地雷原を歩くシーン、子供たちが銃を持ち戦うシーン、次々と子供兵が運ばれるシーンがかなり衝撃的です。過酷な状況で、助けても助けても傷ついた兵士たちがやってきて、子供兵も多く、麻薬を打って戦う人もいます。罪のない人々が傷つき、なんて不条理な世界なんだと思ってしまいます。治っても戦場に戻っていく人もいる中、過酷な状況で働き続けた紘一郎たちがただただすごいと思いました。
身体だけでなく心も深く傷ついた兵士たちが前を向いていく姿や、大変な状況のなかでも子供たちが笑顔で遊んでいる姿も印象的でした。
最後のさだまさしの歌声がすごく心に響きます。
Amazon primeでみれました。
今日はここまでにします。残り4つ!次の記事で書いていきます。
最初の二つのルワンダ虐殺については、衝撃的すぎていろんなサイトで調べましたが調べれば調べるほど恐ろしいです。ルワンダ虐殺についても原寛太さんが分かりやすく動画で解説されていて、めちゃくちゃ分かりやすいので、知りたい人はぜひ見てほしい動画です。
原さんのYouTubeでは、いつも本当に分かりやすく、ほとんどの人が知らない問題を取り上げてくれているので、本当に勉強になります。
次の記事ではまた3つの映画について書きます。
次の記事↓
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