前回は、私が看護大学を卒業し、新卒でカナダ留学を決めたときのプロセスと、留学の意義についての個人的な見解を書きました。☟
”留学を迷っている人へ” 新卒で留学した私が考える、海外に出ることの意義
今日は、留学をしたい人の多くがぶち当たる、”お金問題” について、私の経験を覚えている範囲+当時の通帳をみながら振り返り、リアルに金額も出して書いていきます!
留学を考えている方の参考になれば良いなと思っています。
渡航を決めたけど、お金がない!
もちろん、留学にはお金がかかります。
大学時代、レストランでバイトをしていたのですが、渡航まであと1年の大学4年生の4月時点で貯金は60万円程度でした。約一年間の滞在を予定していたので、もちろん足りません。
ワーキングホリデーとは?
一番イメージが付きやすいと思ったので、前回の記事から”留学”ということばを使ってきましたが、私が選んだのは、正確にはワーキングホリデーです。
お金の話をするときに必要なので簡単にだけ説明しておくと、留学ビザとはが違い、ワーホリは国や年齢に制限があります。ワーホリの大きなポイントは、就業が可能という点です。
正確には、留学(学生ビザや観光ビザ)で渡航しても就業が認められる場合もあるのですが、ワーキングホリデーの方が、比較的自由がききます。
私は昔から働くことが好きで、現地で絶対働きたい!と思っていたので、私はワーキングホリデーでの渡航を選びました。
留学にかかる費用
これは、どこにどれくらいの期間滞在し、何か月学校に通うのか等のスタイルによって大きく変わるため、”私の場合”で説明していきます。
私が渡航前に選んだスタイルはこんな感じです。(実際は少し変わりましたが)
- 約11か月、バンクーバーに滞在
- 4か月語学学校に通う
- 3か月ぐらい経ったらアルバイト+ボランティアを始める
- 1か月間ホームステイ→残り10か月はシェアハウス
当時相談にのってもらっていたワーキングホリデー協会さんには、私の計画だと100万円~150万円準備しておいた方が良いとアドバイスをうけた気がします。
あくまで私の場合ですが、こんな内訳です☟
- 片道飛行機代:10万円
- 語学学校:40万円(4か月分)
- ホームステイ:10万円(1か月分)
- シェアハウス:20万円(3か月分)
- 海外保険:15万円(1年分)
- 残り(娯楽・食費・ビザ発行料など):25万円
かなりざっくりした内訳ですが、大体こんな感じかと思われます。これで合計120万円です。
学校を卒業するまでにはがっつりアルバイトを始める計算だったので、4か月生活出来る分ぐらいは貯金しておく計算で、残りは現地のアルバイトで調達する計算でした。(今思えば結構危なっかしいです、、)
家賃や授業料以外にも、飛行機代や保険、ビザ発行手続きなどでお金がかかります。もちろん食費や娯楽費用も必要で、国や都市によって物価が違うので、当然必要な費用も変わってきます。
私は現地で働いてみたいという強い希望がありましたが、就業よりも勉強や観光に費やしたりのんびり過ごしたい場合は、もっと必要かもしれません。
この辺は、いろんな留学サイトに載っているので見てみたり、相談してみるのが良いかと思います。
私が貯金のためにしたこと
私が貯金のためにしたことは、
「留学に行く!と周りに言いふらして、逃げれない状況を作る」です。笑
これが、私のなかで一番効果がありました。
周りに意気込みを伝えてしまえば、「お金が足りなくて諦めました」なんて後から言えないので、そこからは必死で無駄遣いを減らし、アルバイトのシフトを詰め込みました。
休日も看護師国家試験のための勉強があったので、休みが欲しいと思うこともありましたが、シフトさえ入れてしまえば後は働くしかなくなります。なので、シフト希望を出す日だけは自分にストイックに、意志を強く持っていました。
※もちろん、学生は学業が大切なので必ず無理のないよう、計画的に貯めましょう!私は多少学業をおろそかにしてしまったので、ここはあんまり参考にしすぎないでください😅
私が準備できた金額
たしかアルバイトの時給は900円ぐらいだった気がしますが、掛け持ちをしながら働いた甲斐あって、一年間でもともとの貯金(60万円ぐらい)と合わせて120万円ぐらい貯まったと記憶しています。
時期をずらして事前に振り込んだ費用があるので、通帳をみてもどれが留学費用か分からず、ざっくりとした金額です。
自分で貯めたのは多分それぐらいで、両親がかけていた学資保険が、私が公立の大学に行ったこともあり20万円ほど余っていたとのことで、それを留学費用にあてて良いと言ってくれました。
なので合計140万円ほどです。
それでも、2月の看護師の国家試験が終わってからは卒業旅行でバリ島に行ったり、国内旅行に行ったりと遊びほうけたので、渡航する前に30万ー40万円ぐらいは使ったはずです。
ということは、留学のためだけに用意できた金額は100ー110万円ぐらいということになるので、さっき書いた、目標の120万円には届かなったことになりますね😅
結果的にかかった金額は?
留学のために100-110万円ほど貯金した私ですが、ここからは実際現地に行ってからのお話です。
渡航時点で学費や飛行機代、一か月分のホームステイ代、保険代は支払い済なので、55万円ほど持って渡航した計算になります。2か月目からはそこから家賃も支払うことになります。
結局、お金は足りたのか
一番大事なところですが、結論から言うと、全然足りませんでした。笑
渡航してから本当に楽しすぎて、毎日毎日、現地で出会った友達と遊びに行き、あまりにもお金を使いすぎました。
毎日遊びに出かけた結果、最初の3か月で貯金をほぼ使い切りかけて、慌てて現地でアルバイトを探すことになります。
でも、あくまで私の場合は、ですし、同じ金額でも十分な人が多いと思います。
現地での収入
お金を3か月でほぼ使い切った私ですが、ありがたいことに、友人の紹介で、中国系カナディアンが経営するお寿司屋さんの仕事が決まりました。
バンクーバーのような都市部だと、仕事は選ばなければ見つかりやすいです。日本人が経営しているお店もたくさんあるので、ほとんど日本語しか使わない厨房の仕事などは採用されやすいです。
私が紹介してもらった仕事は日本人経営ではなく、厨房は英語+中国語環境で、私は接客担当なのでもちろん英語環境でした。
やっぱり英語を使って仕事をしたかったので、たまたま友人に紹介してもらえたのは本当にラッキーでした。
仕事は本当に楽しく充実していて、カナダを出るころには、1か月旅行して帰れるぐらいには貯金が出来ていました。(多分30万円ぐらい)
アルバイトの時給は思い出せないのですが、チップがもらえることでお給料が2倍近くになったと記憶しています。週に3-5日働いて月々だいたい15万円ぐらい、一番たくさん働いた月は25万円ぐらいもらいました。(日本で看護師するのと変わらない、、😳)
行き当たりばったりだった留学生活
計画性がなくお金を使いすぎたことは多少反省していますが、毎日遊びに出かけた最初の3か月が、一番早いスピードで英語が上達したと思っています。
学校での勉強はもちろん大切ですが、毎日お酒を飲みながら語り合うことで間違いなくリスニングやスピーキング力は伸びました。
また、私は結構忙しくレストランのアルバイトをしていましたが、現地の人たちと一緒に働く経験はすごく勉強になったし、本当によい経験でした。
もともと、学校よりも現地で働くことを楽しみに渡航したところもあったので、私にとってはすごく良い選択だったと思っています。
ただ、私はアルバイトが好きだったのと、人気店でチップが多かったのでここまで稼げましたが、周りにこれほどもらっていた人はいなかったので、私は本当に運が良かったのだとも思います。
なのでやっぱりもっとちゃんと渡航までに貯金して、計画的に使うことをおすすめします!
さいごに
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
お金の話はタブー視されがちで、留学サイトにオフィシャルな金額が載っているぐらいで、実際に渡航したひとの情報が少ないと思ったので、リアルなお金の話を書いてみました。
でも書き始めて気が付きましたが、あんまり人におすすめ出来ない貯金の仕方だったし、結局お金は足りなかったし、記憶が中途半端すぎていまいち参考になる情報はかけませんでした・・・。
私はワーキングホリデー協会というエージェントを利用しましたが、他にも留学代理店やウェブサイトがたくさんあります。
エージェントを通すと多少高くなったりするので賛否両論ありますが、やっぱりプロはその都市の細かい現状や、過去の留学生の経験も知っているので、私はエージェントのスタッフに相談して決めるのも良いのではないかと思っています。
お金の話は以上で、次は国や都市の選び方や、今日少しふれた、ビザの選び方などを書いていこうかなと思います!読んでくれた方、ありがとうございました!
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”留学を迷っている人へ” 新卒で留学した私が考える、海外に出ることの意義
他にも、コロナ病棟での経験や、屋久島での離島ナースのこと、おすすめの本や映画の記事、国際問題に関する記事を書いています。
初心者ながら試行錯誤しながら書いていますので、感想やアドバイス、気になったことなどお気軽にコメントください!
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